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記事2001年2月13日 4号 (3面)
これからの大学の在り方を論議してきた「21世紀の大学を考える懇談会」(吉川弘之座長=放送大学長)が一月三十一日の会議を最後に議論を“休止”することになった。 今年一月からの省庁再編に伴って各審議会が改編となり、今後の大学、高等教育については中央教育審議会大学分科会で審議が行われることになったことによるもの。 同懇談会は昨年九月、当時の大島理森文相の私的諮問機関として発足。二十一人の大学関係者らが「協力者」として、大学問題について幅広い観点から議論を進めてきた。私学からは大沼淳・文化女子大学長、奥島孝康・早稲田大学長、黒田壽二・金沢工業大学学園長・総長、鳥居泰彦・慶應義塾大学長、山崎正和・東亜大学長の五人が参加。昨年十一月に二回目の会合を開き、一月三十一日が三回目の会合だった。 懇談事項として(1)今後のわが国の社会、経済および文化の発展において大学を中心とする高等教育および学術研究の果たすべき役割(2)学問分野の望ましいバランスの在り方およびその確保のための方策(3)その他大学を中心とする高等教育および学術振興の在り方の三つが掲げられていたが、特にテーマを絞らず議論が進められたため、これまで大学改革や財政問題、学生の質の低下など、各協力者から多様な意見が出されていた。 |
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