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記事2001年4月13日 10号 (7面)
卒業制作華麗なステージ ドレメセレクション 杉野学園
学校法人杉野学園ドレスメーカー学院(二宮柊子学院長、東京都品川区)の卒業制作ファッションショー「第二十二回ドレメセレクション」が三月十日、東京・目黒の杉野講堂で開かれ、卒業生と国際科の学生合わせて約二百人が自らモデルとなって力作を披露した。今年は公開リハーサルと本番を合わせて、学内外の関係者延べ約八百人が参加した。ウエディングドレスや社交ダンス向きのフォーマルドレスからストリート系カジュアル風のもの、さらには外国人学生による民族衣装風のものまで、個性豊かで華やかなステージが繰り広げられた。 ドレメセレクションのコンセプトは、自分自身に合わせて自分を装うこと。学生が実行委員会を組織して主体的に運営するのが特徴で、上級生のリーダーシップのもと下級生も参画して、プロデュース、広報、会計など各部門を担当した。
食生活、給食など 卒論発表会で表彰 服部学園
服部栄養専門学校(服部幸應校長、東京都渋谷区)の「第四十三回卒業研究論文発表会」が三月七日、同校で開かれ、十六組の発表と審査・表彰が行われた。その中から最優秀の校長賞には、財津恵美さん・池田千尋さんの「ラットの高脂質食、高砂糖食に及ぼすわかめの効果について」と、佐藤敦子さんの「学童期における望ましい食生活のあり方―学校給食を通して栄養士の関わりについて―」の二題が選ばれるなど七題が入賞し、表彰を受けた。 この発表会は学生による実行委員会が運営しているが、今年は従来の賞に加えて、学生の投票で決まる「特別賞」を設け、日浦千晴さんの「市販のベビーフードと手作り離乳食の塩分濃度の比較」が選ばれた。 このほか、家元賞には福岡浩さんの「思春期の食生活の特徴について」と、石井美佳さん・齋藤由美子さんの「納豆の栄養的価値とその利用法」、審査員特別賞には野垣裕子さんの「コンビニエンスストアおにぎりの腐敗と保存性」と、石岡育子さんの「砂糖と低エネルギー甘味料」が入選した。
インテリア模型、設計図 卒業制作展を開く 中央工学校
建築工業分野の専門学校中央工学校(大森厚理事長、東京都北区)は二月十七日から二十七日まで、同校記念館STEPのフロアで「五十二人の卒業制作展」を実施した。 ここで展示された作品はインテリア工学科・三年生Aクラスの三月卒業見込みの学生五十二人が制作したもので、インテリア模型と設計図面による発表が中心だった。学生は約一年間掛けて作品の制作に取り組むが、二年生から三年生になる休みに自由にテーマを決め、テーマに沿って現地調査、模型作り、クラス発表会という段階を踏む。 同校広報部によると、「卒業作品は伝統的に美術館、博物館、図書館などが対象でしたが、今回は介護施設、式場、アリーナ、商業施設などに取り組む学生が多く、“率直なやさしさ”がよく反映されている」と言う。 また、内容面ではいま話題になっている省エネ、バリアフリー、プライバシー保護などに重点を置いた作品が目立った。 同校では「一人の天才よりも千人の健全な技術者」を育成することを目指している。
“菓子万博”作品展 和洋菓子の実演も 国際製菓専門学校
国際製菓専門学校(田中啓介校長、東京都小平市)は二月三、四の両日、第十二回学園祭および平成十二年度卒業作品展を開催した。二日間、天候にも恵まれ、学生、父母など来校者は約五千人を数えた。 同校の最大の行事である学園祭のテーマは「菓子万博二〇〇一」。 毎年恒例になっている、学生の手作りのパン・和菓子・洋菓子の即売コーナー、その場で試食できる実演コーナーおよび姉妹校出展による自家製ケーキも楽しめる喫茶コーナーなどが好評だった。 また卒業予定の学生約百六十人による「卒業作品展」では、多数の学生や地域の人たちが見事に仕上がった作品に感心していた。この会場には卒業予定者の個人作品のほか、在校生のグループ作品なども出展されており、日ごろの授業での練習の成果を発揮した作品が多かった。 同校の学園祭、作品展は地域住民からたいへん支持を得ているが、このことは学生や教職員にとって大きな支えになっている。 「将来製菓業界の第一線で活躍できるパティシエの人材育成を使命」(田中校長)としている同校の姿勢がうかがわれた。
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