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記事2001年9月3日 22号 (1面) 
インターンシップ実施大学調査(文科省)
全大学の3割が取り組む
夏期休業期間中に2週間程度
 昨年度、インターンシップを実施した大学が全大学の約三割に当たる二百十八校にのぼることが文部科学省が行った調査で明らかになった。学生が在学中に企業などで就業体験を行うインターンシップに取り組む大学は年々増えており、平成八年度に実施校数百四校、実施率一七・七%であったのが、十一年度には実施校数百八十六校、実施率二九・九%に。十二年度はさらにこれを上回る結果となった。
 調査は今年四月、国公私立の大学六百五十校、短期大学五百十二校、高等専門学校六十二校を対象に実施。回答率は一〇〇%。
 十二年度にインターンシップを実施した大学二百十八校の国公私立別の実施率を見てみると、国立が最も高く七二・七%、公立一一・一%、私立二八・八%という結果だった。
 短期大学の実施校数は百八校(十一年度八十一校)、実施率二一・一%(同一四・七%)、高等専門学校の実施校数は五十二校(八三・九%)。大学院では五十八研究科百十七専攻が取り組んでおり、実施率は一・九%となっている。十一年度に比べて十六研究科増えた。
 各校種ごとに実施率が最も高い学年は、大学では三年で七一・二%。短大では一年が六〇・一%、高専は四年が九五・六%までを占めた。実施時期は、大学、短大、高専とも夏期休業期間中に行っている割合が最も高かった。期間については、大学では二週間が二六・六%、次いで二週間を超えて一カ月が二一・九%。短大では一週間を超えて二週間未満が二五・〇%、二週間が二三・八%、高専では一週間を超えて二週間未満が四〇・四%、二週間が二六・五%の順でそれぞれ多かった。インターンシップに参加した学生数は大学が二万千六十三人(十一年度一万九千六百五十人)、短大三千五百七十人(三千四百五十三人)、高専四千七百七十八人(四千四百二十三人)だった。

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