北海道私学父母の会（佐々木誠会長）は六月一日、札幌市の札幌ガーデンパレスで平成十四年度定期総会を開催、私学助成の拡充と父母負担軽減を柱とする十四年度事業などを決めた。十四年度も前年度と同様、北海道私立中学高等学校協会（森本正夫会長＝北海学園理事長）をはじめ、関係団体と連携していくことを決めた。
　十三年度事業では、一月十七日には札幌ガーデンパレスで同協会と同父母の会の共催で私学振興北海道大会を開催、全道から約七百人の私学関係者が参集し、父母の会からも四百三十人を超える父母が参加した。大会では「教育費父母負担軽減の措置の要請」「私学助成制度の堅持と充実強化の要請」など三項目を決議した。
　北海道の十四年度私学振興予算のうち、経常費補助の生徒一人当たりの単価は高校が三十三万八千百円（前年度比二・六％増）、中学校が二十八万八千八百八十円（一二・〇％増）と決まったが、教育費に関する公私間格差の是正と父母負担軽減対策の推進を図っていく。また、私立学校振興助成法に基づく国庫補助金等の施策の拡充と、地方交付税対策を推進していく。