秋田県私学連合会（江畠清治会長＝国学館高校長）は昨年十一月十四日、秋田市の秋田ビューホテルで「私学教育の振興をはかろう」をテーマに、第二十一回秋田県私学振興大会を開催した。江畠会長のあいさつに続き、来賓の津谷永光・秋田県議会議長があいさつの中で、同県の私学が果たしてきた役割を高く評価した。大会では、私立中学高等学校、専修学校各種学校、私立幼稚園、同連合会の各私学団体から現状報告および要望事項の説明が行われ、その実現を誓い合った。
　「私立中学高等学校協会」（１）施設・設備および特色教育に対する助成の充実。経常経費助成については、前年度以上の増額による父母の教育費負担の軽減を図ること（２）生徒急減に対応する公私立高校間の適正な生徒収容についての十分な配慮をすることなど。「専修学校各種学校協会」（１）学校運営費補助の充実（２）大学入学資格を付与された専修学校高等課程指定校に対し、教員の資質向上を目的とした研修費の補助をすることなど。「私立幼稚園連合会」（１）同時在園の第二子に対し、すこやか子育て支援事業の対象となるよう、事業の拡大を図ること（２）就園奨励費の一層の増額の要望（３）運営費補助の増額を図ることなど。
　大会に先立ち、「暮らしと金融経済について」と題して、津川誠一・東北財務局秋田財務事務所長が講演した。