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記事2003年4月3日 1885号 (7面) 
平成15年度地方私学の振興予算 本紙調べ (3)
教育改革推進に補助
【千葉県】

高校授業料補助16%増


 千葉県の平成十五年度の私学振興予算案が決まった。私学振興予算案の総額は三百二十四億六百九十五万円となり、前年度と比べて〇・五%のアップとなった。
 経常費補助の生徒等一人当たりの単価は、高校が二十九万八百九十円、中学(中等教育学校前期課程を含む)、小学校ともに二十四万八千八百三十円となった。前年度と比べると、いずれも同額だった。
 幼稚園児の経常費補助単価は十五万二百二十六円で、前年度と比べると一・九%増と順調に伸びた。専修学校各種学校の学生一人当たりの経常費補助単価は、高等課程が前年度と同額の八万九千九百四十円、その他が三万三千七百三十円だった。
 特別補助の中では教育改革推進特別経費として、二億五千八百七十九万六千円が計上され、前年度と比べて九・〇%の大幅な増額となった。これには国際化推進(七千八百六万円)、学校活性化・個性化推進(四千万円)、子育て支援推進(一億四千七十三万六千円)に要する経費が含まれている。
 また私立高校授業料減免事業補助として、前年度と比べて一六・一%増の一億七千三百万円が計上され大幅に伸びた。対象は七百九十八人となっている。


【愛知県】

幼児教育補助に26.5%増額

 愛知県の平成十五年度私学振興予算の総額が、一・五%増の四百七十一億六千四百五万五千円と決まった。
 経常費補助の生徒一人当たりの単価は高校が三十一万二千三百円となり、前年度と比べて〇・五%増だった。中学校が二十六万七千百十八円、小学校が二十六万六千五百六十八円で、前年度と比べるとそれぞれ二・二%増、二・一%増と順調に伸びている。
 経常費補助の幼稚園児一人当たりの単価は、前年度比三・二%のアップの十四万六千六百八円となった。学校法人立以外の園は三・二%増の五万八千四百円。経常費補助のうち幼児教育充実推進補助については、三億九千九百七十三万五千円が計上され、前年度と比べて二六・五%と大幅なアップとなった。これには預かり保育分、教員資質向上分、ティーム保育分、満三歳児分および子育て支援分が含まれている。
 専修学校各種学校の学生一人当たりの経常費補助単価は、高等課程が十万千九百円、専門・一般課程が一万三千五百円となった。
 耐震診断、耐震補強工事にかかわる経費としての施設設備整備費補助は、総額で前年度と同額の八億円が計上された。


【北海道】

知事選で前年度並み骨格予算

 北海道の平成十五年度私学振興予算は、知事選挙があるため骨格予算となっている。ちなみに十四年度の私学振興予算の総額は、四百十三億二千百七十一万円。
 経常費補助の生徒等一人当たりの単価は、高校が三十三万八千百円(前年度比二・六%増)、中学が二十六万八千八百八十円(同一二・〇%増)、小学校が二十六万七千四百七十円(同一二・一%増)となっている。
 幼稚園児の経常費補助単価は十六万二千二百三十六円(四・一%増)。
 経常費補助の専修学校の学生一人当たりの単価は、技能連携等が八万二千円、高等課程が六万二千円、専門・一般課程が三万四千円。
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