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記事2006年5月3日 2020号 (3面)
中学校教育との共通性
部活動の位置づけなど改善点指摘
中央教育審議会教育課程部会の高等学校部会(主査=安彦忠彦・早稲田大学教育学部教授)は四月十一日、都内で初会合を開いた。中学校教育との関連や高等学校教育としての共通性などを考慮し、教育課程上の改善すべき点などについて議論していく。 現行指導要領では、例えばイオンなどといったこれまで中学校で指導していた内容の一部が高校に移行することで確実な定着を目指した。今後、このような基礎的・基本的な知識や技能が定着しているか検証する。 またPISA調査が目指している知識・技能を活用する力、考え行動する力の育成についても議論する。 これらの力の育成が十分されない背景として大学受験や資格取得のための指導との両立を指摘している。 さらに社会・大学から見て高校卒業者が社会人・大学生として必要な資質・能力を身に付けているか、高校教育に何を求めているかなどを探る。 会合では「部活を陽の当たるような位置づけにしてほしい」「資格取得やキャリア教育を今回の改訂で入れてほしい」「人間としての規範意識を養う教育が必要なのでは」「高校段階でもっと社会に触れ合えるように」などの意見があった。
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