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記事2012年10月13日 2252号 (1面) 
第60回全国私学教育研究集会岩手大会未来を拓く私学教育テーマに
未来を拓く私学教育テーマに
人間力を養い人格の完成を目指す
中高校教員ら500人参加、被災地支援の思い込め

 今年で六十回目を迎える「全国私学教育研究集会」が十月十一・十二の両日、東日本大震災の被災地・岩手県盛岡市内のホテルで開かれた。「未来を拓く私学教育―人間力を養い人格の完成を目指す」を研究目標に掲げた岩手大会には全国から私立中学・高校の校長や教員ら約五百人が参加、私学経営や教育課程など六部会に分かれて研究討議等を行った。主催は一般財団法人私学研修福祉会。岩手県、盛岡市、日本私立中学高等学校連合会が後援、社団法人岩手県私学協会等が実施、一般財団法人日本私学教育研究所が協力した。初日の全体会の開会式では、吉田晋・日私教研理事長があいさつに立ち大震災の影響から開催を危ぶんだことや、私立中学高校の教育こそが日本のリーダーとの自負を忘れず頑張りたいとの思いを語った。また小田島順造・岩手県私学協会長が歓迎のあいさつをした。開会式には地元・岩手県の達増拓也知事も来賓として出席した。その後、岩手女子高校の書道部と詩吟同好会が力強く特大の筆で「岩手」「献身」「浄土」との書を披露した。日私中高連会長も務める吉田晋氏と中川武夫・日私教研所長が最新の「教育政策と私学情勢」等について報告を行った。
 記念講演では、岩手県釜石市出身の作家・高橋克彦氏が「和のこころ」と題して、現代人が無意識に使っている言葉や行動の中に古代からDNAとして受け継いできた「こころ」が宿っていることなどを語った。(近く詳報)
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