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記事2016年8月13日 2383号 (1面) 
第3次安倍第2次改造内閣発足
松野博一衆議院議員が文部科学大臣に就任

今年7月の参議院議員選挙結果を受けて、8月3日、第3次安倍第2次改造内閣が発足した。  文部科学大臣には、文部科学副大臣、衆議院文部科学委員長、自由民主党政務調査会文部科学部会長等を務めるなど文教政策に精通する松野博一・衆議院議員が就任した。松野大臣は教育再生も担当する。早稲田大学法学部卒、千葉県出身の53歳。  8月3日、文部科学省記者クラブで行われた会見では特に3点に注力していく考えを強調した。1点目は、過去、下村大臣、馳大臣の下で進められてきた大きな改革をしっかりと仕上げる必要性を指摘、そのためには現場の環境作りを質・量両面で進め、教育現場、科学技術研究の現場力を高めていきたいと語った。2点目は、家計収入によって高等教育進学率に大きな差が出ていることを挙げて、希望した時にしっかりと高等教育が受けられる条件整備を進めていくことは、未来の日本への最も効率的で重要な投資だと語り、給付型奨学金をはじめとする、これら政策を推進していく考えを強調した。  3点目は、科学技術政策の充実を重点的に進める意向を強調した。  このほか高大接続改革に関しては、教育現場の意見をよく聞き、また技術的な問題も詰めながら、当初の予定通り2020年の実施を目指していく考えを明らかにした。  8月5日には副大臣、大臣政務官人事も決まった。文部科学省の2人の副大臣には、自由民主党の義家弘介・衆議院議員と水落敏栄・参議院議員が就任した。義家副大臣は留任。水落副大臣は文部科学大臣政務官の経歴を持つ。また、大臣政務官には公明党の樋口尚也・衆議院議員と自由民主党の田野瀬太道・衆議院議員が就任した。田野瀬政務官は内閣府大臣と復興大臣の政務官も兼務している。

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